~ リストラ対策 ~ リストラを前向きに考える
不況の世の中で「不景気」「リストラ」といった暗いニュースばかりが目に付きます。
名の通った大企業であっても、昨今は「ここに就職すれば将来まで安心」という確信は持てません。
派遣社員のリストラが大きく取り上げられていますが、企業によっては正社員も解雇しているという話を聞きます。
「来週から来なくていいと言われた」などと言うサラリーマンの映像がニュースで流れると、明日は我が身と不安になる人も少なくないでしょう。
かと言って、国や会社に救いを求めても具体的な対策は見えてこないのが実情です。
こうなってくると自分自身でなにかできる対策はないかと頭を悩ませますが、悲しいかな、会社都合によって退職を迫られるケースは泣く泣く了解せざるを得ない場合がほとんどのようです。
しかし不況のせいだとか会社のせいだとか嘆いていても、明日からの人生に何かが見つかるわけではありません。
転職のために採用試験を受けたとしても、リストラの不運を引きずったまま面接すればもちろん好印象を与えることは不可能ですよね。
学生の内定取り消しが問題になっているご時世です。
中高年の再就職がどれだけ困難なことかは、見守る家族、同世代の人、引き受ける側の企業、みんなが分かっていることです。
いつまでもしょげていると、人生を前向きに捉えた人に次の就職先をどんどん取られてしまいます。
実際には会社都合でリストラされたとしても、新しい人生に向けて自ら転職を希望したのだ、と自分に言い聞かせるくらいのタフな精神力を持って就職活動にあたってください。
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普通なら円満なリストラなどあり得ないと思うのが一般的でしょう。
強靭な精神力を持ち、なおかつ経済的にも余裕がある人ならリストラの屈辱を原動力にしてよりステップアップした人生を送れることも不可能ではないかもしれません。
しかし現実には多くの場合、リストラということになればまるで従業員と会社の泥試合のようになってしまいます。
しかも相手は会社という百戦錬磨のプロで手ごわい存在・・・。
リストラという不運に見舞われた際の対策を考えてみましょう。
相談する機関や、労働組合などのよき参謀を持つことは不可欠ですが、第三者機関に相談する前に、まずは会社の就業規則に目を通しておきましょう。
また労働基準法の基礎的な知識だけでも頭に入れておけば、会社から仕掛けられるあの手この手の退職を促す攻撃に対しても役立ちます。
ことを荒立てたくないと思いつつも話し合いが決裂してしまうと、最悪、裁判で決着をつけなければいけないケースも出てきますが、そんな場合に重要なのは形のある「証拠」です。
普段から気付いたこと、気になることはメモする習慣をつけておきましょう。
関連会社への出向・部署の配置転換などを命じられたら、理由を書面で表してもらいます。
タイムカードや日報はコピーをとり保管しておきます。
会社とのやり取りは、携帯用テープレコーダーで録音しておきましょう。
隠し撮りに向いたタイプのレコーダーがお勧めです。
会社に紳士的な対応を期待してはいけません。
人生をかけて会社に尽くしてきた従業員に対し、ひどい仕打ちをしたという話はたくさんあります。
まさか自分が・・・と思わずに、いざというときに備えておけば後悔せずに済みますよ。
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