~ 沖縄料理 レシピ ~ 落花生でできた「ジーマーミ豆腐」
沖縄の「ジーマーミ豆腐」は、原料に“大豆”を使用せず、“落花生”で作られた豆腐です。
沖縄の方言で、「ジーマーミ」は「落花生」を意味します。
また、味も食感も、普通の豆腐と全然違います。落花生の絞り汁と、さつまいものでんぷんでできた「芋くず」を練り合わせて固めています。そうしてできた豆腐は、モチモチとしたプリンのような食感で、独特なピーナツの風味がし、初めて食べる人は驚くはずです。また、甘めのしょうゆだれをかけて食べるので、子供さんにも大変人気があります。
それでは、「ジーマーミ豆腐」のレシピを紹介します。
1、熱湯に落花生2カップを浸けて、ふやかしたら皮をむいて洗います。
2、皮をむいた落花生と水3カップを、ミキサーに入れてスイッチを入れ、布巾などでしっかり絞ります。
3、水3カップで芋くず1カップを溶かし、網じゃくしで沈殿しないようにこしたら、2に混ぜ合わせます。
4、3を強火にかけ、しゃもじでゆっくり混ぜながら練り上げます。途中で中火にして、たねが重たくなってきたら、すりこ木に持ち替えます。
5、濡れ布巾を絞って流し箱に敷き、そこへ4を流し入れます。固まったら、好みの大きさに切っておきます。
6、つけ汁を作ります。だし汁大さじ4、しょうゆ大さじ2、みりん大さじ1を小さめの鍋に入れて、ひと煮立ちさせたら冷まします。
7、ジーマーミ豆腐を器に盛り付けて、つけ汁をかけ、おろし生姜少々を添えたら完成です。
「芋くず」は、さつまいものでんぷんを乾燥させたもので、料理に使うと、モチモチの食感が味わえます。昔から、芋くずは、整腸作用があると言われ、薬の代わりに食べられていた食材です。
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沖縄は日本一の長寿県です。
長寿の秘訣は、沖縄料理のバランスの良さでしょう。
それ以外にも、沖縄料理は美容面でも効果的です。
沖縄料理を取り入れて、健康と美しさを手に入れたいですね。
沖縄の住民が肉を1日に摂取する量は、1人当たり平均約90~100gです。
これは、全国平均のおよそ1.3倍です。
中でも「豚肉」が多く食べられています。
沖縄の豚肉料理では、豚の全ての部位を使用します。
肉は、骨付きで使い、耳、しっぽ、足、血、内臓も料理に使います。
調理方にも特徴があります。
肉は、皮・骨付きでじっくり茹でます。
箸で簡単にちぎれる程度まで茹でると、皮・骨に含まれるコラーゲンは、ゼラチンに変わり体内に吸収しやすくなります。
コラーゲンは、皮膚・血管・骨を強化します。
豆腐も大切なたんぱく源です。
沖縄県の豆腐は水分が少なく硬めで、普通の豆腐より多い栄養素が含まれています。
沖縄住民の1人当たりの豆腐摂取量は1日約90g、こちらも全国平均のおよそ1.3倍です。
緑黄色野菜も、全国平均のおよそ1.3倍摂取しています。
中でも「にんじん」が一番多いです。
また、沖縄は温暖気候なので、1年中薬草・野草を利用できます。
昆布の購入量は、全国平均のおよそ1.5倍です。
通常、昆布はだしの材料として使いますが、沖縄では昆布を煮物などに使用し、そして捨てずに食べます。
昆布と豚肉を組み合わせると、昆布から出たダシで豚肉がさらにおいしくなります。
しかも豚肉の脂で昆布が柔らかくなり、旨みが増すので一石二鳥ですね。
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