~ 沖縄料理 レシピ ~ 昆布料理「クーブイリチー」
「クーブイリチー」は、昆布と豚肉を使った炒め物料理です。
沖縄のお祝い事に欠かせない料理です。
スーパーなどのお惣菜コーナーでも売られています。昆布と豚肉のコクのある旨みが溶け出して、くせになるおいしさです。
それでは、「クーブイリチー(昆布の炒め物)」(4人分)のレシピを紹介します。
1、10分以内で昆布3枚を水で戻し、洗ったら水気をよく切り、千切りに刻みます。
2、豚三枚肉100gを茹でて、短冊切りにしてください。豚肉の茹で汁は、後で煮汁として使用するので捨てないでください。
3、かまぼこ80gとこんにゃく100gは、塩を軽く振って、約2分茹でて、短冊切りにしておきます。
4、鍋にサラダ油大さじ1を熱して、豚三枚肉を入れます。ジリジリという油の音がしてきたら、酒大さじ2、砂糖大さじ1、しょうゆ大さじ3、みりん大さじ2、こんにゃくを順に入れて、下味を付けます。
5、ボウルに4の具材だけを取り出し、同じ鍋にサラダ油大さじ2を加え、昆布を入れて炒め合わせます。
6、2の豚汁3カップとかつおだし1カップを混ぜて、2、3回に分けて5に加えます。そして、落とし蓋をして弱火にし、昆布が柔らかくなるまでじっくりと煮込みます。途中で、豚三枚肉とこんにゃくを加えます。
7、かまぼこを最後に加えて、塩小さじ1で味を調えたらできあがりです。
昆布などの茶褐色の海藻には、「フコイダン」という、ヌルヌルとした硫酸化多糖成分が含まれています。フコイダンが最もパワーを発揮するのは、「胃」です。胃の中で繁殖するピロリ菌は、胃や十二指腸で発症する病気に深く関わっており、胃がんを発症する原因にもなると言われています。
フコイダンは胃の中に入ると、胃の粘膜に引っ付いてコーティングし、粘膜をすみずみまで保護し、ピロリ菌の働きを妨げます。また、フコイダンには、ガン細胞を自滅させる能力があることがわかりました。
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沖縄は日本一の長寿県です。
長寿の秘訣は、沖縄料理のバランスの良さでしょう。
それ以外にも、沖縄料理は美容面でも効果的です。
沖縄料理を取り入れて、健康と美しさを手に入れたいですね。
沖縄の住民が肉を1日に摂取する量は、1人当たり平均約90~100gです。
これは、全国平均のおよそ1.3倍です。
中でも「豚肉」が多く食べられています。
沖縄の豚肉料理では、豚の全ての部位を使用します。
肉は、骨付きで使い、耳、しっぽ、足、血、内臓も料理に使います。
調理方にも特徴があります。
肉は、皮・骨付きでじっくり茹でます。
箸で簡単にちぎれる程度まで茹でると、皮・骨に含まれるコラーゲンは、ゼラチンに変わり体内に吸収しやすくなります。
コラーゲンは、皮膚・血管・骨を強化します。
豆腐も大切なたんぱく源です。
沖縄県の豆腐は水分が少なく硬めで、普通の豆腐より多い栄養素が含まれています。
沖縄住民の1人当たりの豆腐摂取量は1日約90g、こちらも全国平均のおよそ1.3倍です。
緑黄色野菜も、全国平均のおよそ1.3倍摂取しています。
中でも「にんじん」が一番多いです。
また、沖縄は温暖気候なので、1年中薬草・野草を利用できます。
昆布の購入量は、全国平均のおよそ1.5倍です。
通常、昆布はだしの材料として使いますが、沖縄では昆布を煮物などに使用し、そして捨てずに食べます。
昆布と豚肉を組み合わせると、昆布から出たダシで豚肉がさらにおいしくなります。
しかも豚肉の脂で昆布が柔らかくなり、旨みが増すので一石二鳥ですね。
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