~ 沖縄料理 レシピ ~ 「スーチカー」は万能食材
「スーチカー」は、豚肉の塩漬けのことです。
沖縄の食卓に欠かせない定番料理です。
冷蔵庫がまだない時代に、肉を保存させるために考え出された料理です。豚肉の旨みが引き出されて、塩加減がちょうど良く、脂っぽさもなくなり、さっぱりとしています。
それでは、「スーチカー」のレシピを紹介します。
1、豚三枚肉のブロック500~600gをタッパーに入れて、全体的に塩(できれば粗塩)をかぶせて、なじませます。ふたをして、そのまま冷蔵庫で3~4日寝かせます。
2、塩分をしっかりと吸収して、少し黒ずんできたら、塩分を抜きます。一度水で肉の表面に付いた塩を洗って、沸騰させた多めのお湯で、約1時間茹でます。
3、茹で上がったら、再び水で表面を洗い、器に置いて冷ましておきます。
スーチカーのおすすめの食べ方を紹介します。
スーチカーを7~8mmの厚さにスライスして、フライパンを熱し、サラダ油を薄く敷き、両面がカリッとするように焼きます。豚肉からも脂が溶け出してくるので、サラダ油は入れすぎないように気をつけてください。お肉が焼き上がったら、野菜と一緒に器に盛り付けます。ご飯がどんどんすすむおかずになりますよ。
レタスやトマト、キュウリなどのサラダの上に、焼いたスーチカーを細かく切ってのせ、ドレッシングをかけて食べるのもおすすめです。
また、沖縄の家庭では、スーチカーを、チャンプルーや沖縄そば、ソーキソバなどの具に使用し、万能食材として大活躍しています。
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沖縄は日本一の長寿県です。
長寿の秘訣は、沖縄料理のバランスの良さでしょう。
それ以外にも、沖縄料理は美容面でも効果的です。
沖縄料理を取り入れて、健康と美しさを手に入れたいですね。
沖縄の住民が肉を1日に摂取する量は、1人当たり平均約90~100gです。
これは、全国平均のおよそ1.3倍です。
中でも「豚肉」が多く食べられています。
沖縄の豚肉料理では、豚の全ての部位を使用します。
肉は、骨付きで使い、耳、しっぽ、足、血、内臓も料理に使います。
調理方にも特徴があります。
肉は、皮・骨付きでじっくり茹でます。
箸で簡単にちぎれる程度まで茹でると、皮・骨に含まれるコラーゲンは、ゼラチンに変わり体内に吸収しやすくなります。
コラーゲンは、皮膚・血管・骨を強化します。
豆腐も大切なたんぱく源です。
沖縄県の豆腐は水分が少なく硬めで、普通の豆腐より多い栄養素が含まれています。
沖縄住民の1人当たりの豆腐摂取量は1日約90g、こちらも全国平均のおよそ1.3倍です。
緑黄色野菜も、全国平均のおよそ1.3倍摂取しています。
中でも「にんじん」が一番多いです。
また、沖縄は温暖気候なので、1年中薬草・野草を利用できます。
昆布の購入量は、全国平均のおよそ1.5倍です。
通常、昆布はだしの材料として使いますが、沖縄では昆布を煮物などに使用し、そして捨てずに食べます。
昆布と豚肉を組み合わせると、昆布から出たダシで豚肉がさらにおいしくなります。
しかも豚肉の脂で昆布が柔らかくなり、旨みが増すので一石二鳥ですね。
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