~ 沖縄料理 レシピ ~ 美容と健康効果の「ティビチ汁」
「ティビチ」は、豚の足のことです。
コラーゲンを豊富に含む豚足を、長時間煮込むと、軟骨がゼラチン質に変化します。
コラーゲンは、骨を丈夫にする作用があったり、高血圧や動脈硬化を予防したり、膝痛や腰痛などを改善させたりする効果があるそうです。さらに、大腸ガンの発症を予防する働きをもつ成分で、老化を防止する食材とも言えます。
沖縄料理「ティビチ汁」は、圧倒的に40代以上の女性に支持されており、まさに、沖縄の長寿を支えている料理の1つとなっているようです。
ティビチ汁の作り方は、「チマグー」という豚の足先の毛を取り除き、水の入った鍋にティビチを入れて、強火で沸騰させます。そして、昆布や椎茸と一緒に茹でて、かつおだし、しょうゆ、泡盛、塩などを加えて味付けをして、2時間程度じっくりと煮込めば完成です。また、2時間以上煮込めば、ティビチがトロトロになって、骨まで食べられる程になり、一味違った食感が再び楽しめます。
豚足独特の臭いが気になるときは、しょうがを加えて煮れば、臭みが和らぎます。また、にんじん、大根、じゃがいも、冬瓜、葉物野菜など、野菜を加えて煮込めば、とてもヘルシーな料理になりますし、旬の野菜を入れることで、年中楽しむことができる一品となります。生のじゃがいもを入れる場合は、1時間くらい煮込めば、柔らかく食べやすくなります。
ティビチ汁は、たっぷりのコラーゲンと良質なたんぱく質を含んでいるので、とろっとした食感ながらも、スープはあっさりとしており、とっても食べやすい料理です。ティビチ汁を食べれば、体もポカポカに温まり、肌もプルプルになるので、乾燥しやすい寒い冬の季節に、絶対に食べてほしい料理です。
スポンサード リンク
スポンサード リンク
沖縄は日本一の長寿県です。
長寿の秘訣は、沖縄料理のバランスの良さでしょう。
それ以外にも、沖縄料理は美容面でも効果的です。
沖縄料理を取り入れて、健康と美しさを手に入れたいですね。
沖縄の住民が肉を1日に摂取する量は、1人当たり平均約90~100gです。
これは、全国平均のおよそ1.3倍です。
中でも「豚肉」が多く食べられています。
沖縄の豚肉料理では、豚の全ての部位を使用します。
肉は、骨付きで使い、耳、しっぽ、足、血、内臓も料理に使います。
調理方にも特徴があります。
肉は、皮・骨付きでじっくり茹でます。
箸で簡単にちぎれる程度まで茹でると、皮・骨に含まれるコラーゲンは、ゼラチンに変わり体内に吸収しやすくなります。
コラーゲンは、皮膚・血管・骨を強化します。
豆腐も大切なたんぱく源です。
沖縄県の豆腐は水分が少なく硬めで、普通の豆腐より多い栄養素が含まれています。
沖縄住民の1人当たりの豆腐摂取量は1日約90g、こちらも全国平均のおよそ1.3倍です。
緑黄色野菜も、全国平均のおよそ1.3倍摂取しています。
中でも「にんじん」が一番多いです。
また、沖縄は温暖気候なので、1年中薬草・野草を利用できます。
昆布の購入量は、全国平均のおよそ1.5倍です。
通常、昆布はだしの材料として使いますが、沖縄では昆布を煮物などに使用し、そして捨てずに食べます。
昆布と豚肉を組み合わせると、昆布から出たダシで豚肉がさらにおいしくなります。
しかも豚肉の脂で昆布が柔らかくなり、旨みが増すので一石二鳥ですね。
スポンサード リンク