~ リストラ対策 ~ こだわりを捨てよう
ついに勤務先の会社でリストラが開始された・・・。
業績を見直し、対策も取ったがいよいよ自分の番になってしまった・・・
長く勤め、尽くしてきた会社のリストラにあってしまうと、始めはショックで落ち込み、次第に自分のこれまでの人生が否定されてしまったような感覚に陥ってしまう人もいるようです。
なんとか再就職しようと転職活動を開始してみたものの、あまりの厳しさに再就職への意気込みも一気に冷めてしまった、これでは沈む一方ですよね。
確かにその通りで、この不景気のなか、雇用状況は悪化するばかりで特に中高年ともなると就職口がまったく見つからない、という声も聞かれます。
しかしよくよく聞いてみると、仕事がない、のではなく自分の希望する条件に合った仕事が見つからない、というケースが少なくないようです。
例えば、今までもらっていた給料に近い額がもらえないと嫌だ、とか自分にはこのような仕事しかできない、などのこだわりや思い込みです。
このようなこだわりや思い込みが、就職口の選択肢を狭めているのではないでしょうか。
再就職する場合は、よほど飛びぬけた特技やキャリアでもない限り、今までよりもよい条件で働けるところは見つからないものです。
かつてないほどの不況の中、それは当たり前のこととなっています。
この不況への対策を考える上で、これまではどうだったなどというこだわりは捨ててしまった方がよいでしょう。
不景気の波がサラリーマンの生活を直撃している今、「これまで並の生活が確保できなきゃやってられない」などと言っていると、ますます不況にあおられてしまいます。
とにかく、生活していくためにお金を稼がなくてはならないのですから、条件に妥協も必要なのです。
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普通なら円満なリストラなどあり得ないと思うのが一般的でしょう。
強靭な精神力を持ち、なおかつ経済的にも余裕がある人ならリストラの屈辱を原動力にしてよりステップアップした人生を送れることも不可能ではないかもしれません。
しかし現実には多くの場合、リストラということになればまるで従業員と会社の泥試合のようになってしまいます。
しかも相手は会社という百戦錬磨のプロで手ごわい存在・・・。
リストラという不運に見舞われた際の対策を考えてみましょう。
相談する機関や、労働組合などのよき参謀を持つことは不可欠ですが、第三者機関に相談する前に、まずは会社の就業規則に目を通しておきましょう。
また労働基準法の基礎的な知識だけでも頭に入れておけば、会社から仕掛けられるあの手この手の退職を促す攻撃に対しても役立ちます。
ことを荒立てたくないと思いつつも話し合いが決裂してしまうと、最悪、裁判で決着をつけなければいけないケースも出てきますが、そんな場合に重要なのは形のある「証拠」です。
普段から気付いたこと、気になることはメモする習慣をつけておきましょう。
関連会社への出向・部署の配置転換などを命じられたら、理由を書面で表してもらいます。
タイムカードや日報はコピーをとり保管しておきます。
会社とのやり取りは、携帯用テープレコーダーで録音しておきましょう。
隠し撮りに向いたタイプのレコーダーがお勧めです。
会社に紳士的な対応を期待してはいけません。
人生をかけて会社に尽くしてきた従業員に対し、ひどい仕打ちをしたという話はたくさんあります。
まさか自分が・・・と思わずに、いざというときに備えておけば後悔せずに済みますよ。
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