~ 沖縄料理 レシピ ~ 「ドゥルワカシー」とは?
「ドゥルワカシー」は、沖縄名産の「田芋」の料理です。
変わった名前ですが、「泥沸かし」という意味です。
田芋を煮ると、まるで泥を煮ているかのように見えることから、このような名前が付いたそうです。こんな名前ですが、食べてみると、とってもおいしいです。さまざまな素材からだしが出て、泡盛との相性もとても良い一品です。
また、田芋の特徴として、小芋が親芋の周辺にたくさん付くので、“子孫繁栄”を象徴するおめでたい食材として、祝い事にドゥルワカシーが出されます。
作り方は、田芋と水にさらしてアクを取った芋茎を、豚肉や椎茸などの具材と炒め合わせて、だしを加えてねばりが出てくるまで煮て、田芋をつぶしながら練ります。
家庭によって違ってくるのは、使用する油とだし、そして味付けです。炒めるときは、サラダ油やラードを使用し、だしはかつおだしや豚の煮汁を使い、味付けはしょうゆや塩など、それぞれの家庭によって味が違ってきます。また、田芋の代わりに、里芋でも作ることができます。
さらに「ドゥル天」という、油でドゥルワカシーを揚げたものは、おやつやおつまみにおすすめです。それでは、「ドゥル天」(1人分)のレシピを紹介します。
1、ドゥルワカシーを1個30gの丸形になるように手で丸めます。
2、衣(かたくり粉20g、タピオカ20g、水100cc)を付けて、丸めたドゥルワカシーを揚げて、表面がこんがりとキツネ色になったら完成です。
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沖縄は日本一の長寿県です。
長寿の秘訣は、沖縄料理のバランスの良さでしょう。
それ以外にも、沖縄料理は美容面でも効果的です。
沖縄料理を取り入れて、健康と美しさを手に入れたいですね。
沖縄の住民が肉を1日に摂取する量は、1人当たり平均約90~100gです。
これは、全国平均のおよそ1.3倍です。
中でも「豚肉」が多く食べられています。
沖縄の豚肉料理では、豚の全ての部位を使用します。
肉は、骨付きで使い、耳、しっぽ、足、血、内臓も料理に使います。
調理方にも特徴があります。
肉は、皮・骨付きでじっくり茹でます。
箸で簡単にちぎれる程度まで茹でると、皮・骨に含まれるコラーゲンは、ゼラチンに変わり体内に吸収しやすくなります。
コラーゲンは、皮膚・血管・骨を強化します。
豆腐も大切なたんぱく源です。
沖縄県の豆腐は水分が少なく硬めで、普通の豆腐より多い栄養素が含まれています。
沖縄住民の1人当たりの豆腐摂取量は1日約90g、こちらも全国平均のおよそ1.3倍です。
緑黄色野菜も、全国平均のおよそ1.3倍摂取しています。
中でも「にんじん」が一番多いです。
また、沖縄は温暖気候なので、1年中薬草・野草を利用できます。
昆布の購入量は、全国平均のおよそ1.5倍です。
通常、昆布はだしの材料として使いますが、沖縄では昆布を煮物などに使用し、そして捨てずに食べます。
昆布と豚肉を組み合わせると、昆布から出たダシで豚肉がさらにおいしくなります。
しかも豚肉の脂で昆布が柔らかくなり、旨みが増すので一石二鳥ですね。
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