~ リストラ対策 ~ 残るのか、辞めるのか
人生をささげてきた会社に裏切られ、リストラという事態に・・・
世界的な不況で仕方ないと思う反面、どうして自分が?という疑問も捨てられず呆然とすることでしょう。
まさか自分がクビを切られることになるなんて、と頭の中は真っ白になってしまうでしょう。
しかしいつまでも真っ白な頭でいるわけにはいきません。
会社を辞めてもらえないか、と言われた現実を直視して、早い時期に自分なりの対策を取らなければなりません。
あなたの考えはどうですか?
会社から「辞めてほしい」と言われたことに対し、自分はどうしたいのか、という考えを固めることからリストラ対策は始まります。
つまり、何が何でも会社にしがみついて辞めないのか、もらえるものは全てもらってから辞めるのか、という2通りです。
このどちらを選ぶかによって、会社側との交渉の仕方が変わってきます。
退職金の金額を調べたり、貯蓄や住宅ローンとも相談し、再就職の先はあるのかなども検討しなければなりません。
最終的な目標をどこに持ってくるのか、妥協できるラインはどこなのか、これだけは譲れないという条件は何なのか、など、頭の中を整理しておくことが必要です。
動揺のあまりこれらの整理ができないままだと、不本意な方向へと流されてしまいます。
お人好しになって会社をリストラされ、損をすることはありません。
ゴネ得と言われようと自分に少しでも有利に事が運ぶような状況を作りたいところです。
スポンサード リンク
スポンサード リンク
普通なら円満なリストラなどあり得ないと思うのが一般的でしょう。
強靭な精神力を持ち、なおかつ経済的にも余裕がある人ならリストラの屈辱を原動力にしてよりステップアップした人生を送れることも不可能ではないかもしれません。
しかし現実には多くの場合、リストラということになればまるで従業員と会社の泥試合のようになってしまいます。
しかも相手は会社という百戦錬磨のプロで手ごわい存在・・・。
リストラという不運に見舞われた際の対策を考えてみましょう。
相談する機関や、労働組合などのよき参謀を持つことは不可欠ですが、第三者機関に相談する前に、まずは会社の就業規則に目を通しておきましょう。
また労働基準法の基礎的な知識だけでも頭に入れておけば、会社から仕掛けられるあの手この手の退職を促す攻撃に対しても役立ちます。
ことを荒立てたくないと思いつつも話し合いが決裂してしまうと、最悪、裁判で決着をつけなければいけないケースも出てきますが、そんな場合に重要なのは形のある「証拠」です。
普段から気付いたこと、気になることはメモする習慣をつけておきましょう。
関連会社への出向・部署の配置転換などを命じられたら、理由を書面で表してもらいます。
タイムカードや日報はコピーをとり保管しておきます。
会社とのやり取りは、携帯用テープレコーダーで録音しておきましょう。
隠し撮りに向いたタイプのレコーダーがお勧めです。
会社に紳士的な対応を期待してはいけません。
人生をかけて会社に尽くしてきた従業員に対し、ひどい仕打ちをしたという話はたくさんあります。
まさか自分が・・・と思わずに、いざというときに備えておけば後悔せずに済みますよ。
スポンサード リンク