~ 沖縄料理 レシピ ~ 「タコライス」とは?
「タコライス」は、メキシコ料理の「タコス」をアレンジしたもの、米軍統治下の沖縄に持ち込まれました。
米軍基地の周辺にあるレストランを中心に、徐々にメニューの1つとして加えられていき、1940年代頃から、沖縄に定着したと言われています。
メキシコ料理のタコスは、とうもろこしの粉で作られた生地に、トマト、レタス、チーズ、そして炒めたひき肉をはさみ、サルサソースをかけて食べる料理です。それを沖縄の人が、とうもろこしの生地を“ご飯”に代えて作ったのがタコライスの始まりだそうです。それが、いつしか沖縄の料理として定着し、今では、タコライスが飲食店のメニューにもなっています。
それでは、「タコライス」(2人前)のレシピを紹介します。
下ごしらえとして、レタス1/4個を水で洗って細切りにし、トマト1個とにんにく1片はみじん切りにしておきます。
1、フライパンにサラダ油適量を熱して、にんにくを入れて、香りが出るまで炒めます。
2、にんにくの香りが出て、色が変わってきたら、豚ひき肉300gを入れて炒め、酒、しょうゆ、塩、コショウを各少々加えて味付けします。
3、器にご飯を盛り、その上にピザ用チーズをのせて、電子レンジで30秒くらい温めます。
4、電子レンジから取り出したら、その上に、炒めたひき肉をのせて、さらに、トマトとレタスを彩り良く盛り付けます。
5、最後に、サルサソースをかければ完成です。
トマトには、抗酸化作用に優れた「リコピン」や、ビタミンC・B6など、体にとても良い栄養素がたっぷり含まれています。また、レタスには、免疫力を上げるカロチンやビタミンC、そして、便秘を改善する食物繊維、老化予防に効果的なビタミンEなど、優れた栄養素が詰まっています。このため、タコライスは、栄養バランスに優れたヘルシー料理と言えますね。
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沖縄は日本一の長寿県です。
長寿の秘訣は、沖縄料理のバランスの良さでしょう。
それ以外にも、沖縄料理は美容面でも効果的です。
沖縄料理を取り入れて、健康と美しさを手に入れたいですね。
沖縄の住民が肉を1日に摂取する量は、1人当たり平均約90~100gです。
これは、全国平均のおよそ1.3倍です。
中でも「豚肉」が多く食べられています。
沖縄の豚肉料理では、豚の全ての部位を使用します。
肉は、骨付きで使い、耳、しっぽ、足、血、内臓も料理に使います。
調理方にも特徴があります。
肉は、皮・骨付きでじっくり茹でます。
箸で簡単にちぎれる程度まで茹でると、皮・骨に含まれるコラーゲンは、ゼラチンに変わり体内に吸収しやすくなります。
コラーゲンは、皮膚・血管・骨を強化します。
豆腐も大切なたんぱく源です。
沖縄県の豆腐は水分が少なく硬めで、普通の豆腐より多い栄養素が含まれています。
沖縄住民の1人当たりの豆腐摂取量は1日約90g、こちらも全国平均のおよそ1.3倍です。
緑黄色野菜も、全国平均のおよそ1.3倍摂取しています。
中でも「にんじん」が一番多いです。
また、沖縄は温暖気候なので、1年中薬草・野草を利用できます。
昆布の購入量は、全国平均のおよそ1.5倍です。
通常、昆布はだしの材料として使いますが、沖縄では昆布を煮物などに使用し、そして捨てずに食べます。
昆布と豚肉を組み合わせると、昆布から出たダシで豚肉がさらにおいしくなります。
しかも豚肉の脂で昆布が柔らかくなり、旨みが増すので一石二鳥ですね。
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