~ 沖縄料理 レシピ ~ 真っ黒な「イカスミ汁」
「イカスミ汁」は、イカ墨で作る真っ黒い汁物です。
見た目が衝撃的で、味が想像しにくいでしょうがとてもコクがあり濃厚な味わいです。
また、イカスミ汁で使用する「白イカ」は、便秘を改善する作用があると言われています。さらに、血液循環をスムーズにする働きがあるので、貧血の方にもおすすめの料理です。低脂肪、低カロリーなので、ダイエット中の人にもおすすめです。
それでは、「イカスミ汁」(2人前)のレシピを紹介します。
下ごしらえとして、白イカ400gをきれいに洗い、短冊切りにして、足は長さ4~5cmに切ります。豚肉150gは、一口大に切って、にんじん1本は乱切りにします。ニガナ葉5枚は、きれいに洗って、手で適当な大きさにちぎります。
1、だし汁4カップを鍋に入れて温め、豚肉とにんじんを入れて煮ます。
2、煮立ってきたらアクを取り除き、イカを加えたら火を弱めて、さらに煮込みます。
3、イカが柔らかくなってきたら、ニガナ葉とイカ墨適量を加え、シママース(塩)適量で味付けしたら完成です。
イカ墨は、市販のものを使用しても良いですが、新鮮なイカから取り出したイカ墨を使用しても、もちろんOKです。その場合は、墨袋を傷つけて、破ってしまわないように気を付けましょう。
「ニガナ」は、沖縄では、昔から薬草として使用されていました。さまざまな栄養素が含まれており、特に、カルシウム、カロチン、ビタミンA・C、ポリフェノールが豊富に含まれています。また、風邪や発熱、胃腸系の疾患に効果的だと言われています。そのほかにも、動脈硬化の原因となるLDLコレステロール(悪玉コレステロール)の酸化を抑える作用があると言われており、「万能薬」とも言える野菜なのです。沖縄では、ニガナの茎や葉をすり潰して作った青汁を飲む習慣があり、昔から、沖縄の人々の健康と長寿を支え続けています。
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沖縄は日本一の長寿県です。
長寿の秘訣は、沖縄料理のバランスの良さでしょう。
それ以外にも、沖縄料理は美容面でも効果的です。
沖縄料理を取り入れて、健康と美しさを手に入れたいですね。
沖縄の住民が肉を1日に摂取する量は、1人当たり平均約90~100gです。
これは、全国平均のおよそ1.3倍です。
中でも「豚肉」が多く食べられています。
沖縄の豚肉料理では、豚の全ての部位を使用します。
肉は、骨付きで使い、耳、しっぽ、足、血、内臓も料理に使います。
調理方にも特徴があります。
肉は、皮・骨付きでじっくり茹でます。
箸で簡単にちぎれる程度まで茹でると、皮・骨に含まれるコラーゲンは、ゼラチンに変わり体内に吸収しやすくなります。
コラーゲンは、皮膚・血管・骨を強化します。
豆腐も大切なたんぱく源です。
沖縄県の豆腐は水分が少なく硬めで、普通の豆腐より多い栄養素が含まれています。
沖縄住民の1人当たりの豆腐摂取量は1日約90g、こちらも全国平均のおよそ1.3倍です。
緑黄色野菜も、全国平均のおよそ1.3倍摂取しています。
中でも「にんじん」が一番多いです。
また、沖縄は温暖気候なので、1年中薬草・野草を利用できます。
昆布の購入量は、全国平均のおよそ1.5倍です。
通常、昆布はだしの材料として使いますが、沖縄では昆布を煮物などに使用し、そして捨てずに食べます。
昆布と豚肉を組み合わせると、昆布から出たダシで豚肉がさらにおいしくなります。
しかも豚肉の脂で昆布が柔らかくなり、旨みが増すので一石二鳥ですね。
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