~ 沖縄料理 レシピ ~ 常備食「アンダンスー」
「アンダンスー(油みそ)」は、沖縄の代表的な常備食です。
日持ちするので、各家庭で冷蔵庫に常備しています。
あったかいご飯の上にかけたり、おにぎりの具にしたりして食べられます。
それでは、「アンダンスー」(4人分)のレシピを紹介します。アンダンスーは、冷蔵庫で保存すれば、半月ほど日持ちするので、たくさん作っておくと便利です。
1、豚三枚肉のブロック100gをそのまま茹でて、火が中まで通ったら、約1cmの大きさのサイコロ状に切ります。
2、熱したフライパンにサラダ油適量を入れて、弱火で豚肉を炒めます。
3、炒めた豚肉に甘味噌100gを加えて混ぜ合わせ、砂糖(または黒砂糖)1/4カップ、みりん大1、泡盛(または酒)大1を入れて、弱火で焦がさないように炒めたら完成です。
味噌は、白味噌でも赤味噌でも良いです。また、味噌の種類をいろいろ変えてみたり、泡盛の量を変えたりして、味に変化を付けても楽しいです。味付けを甘めにすれば、子供さんも喜んで食べてくれますよ。豚肉を茹でる代わりに、シーチキンを入れても手軽でおいしくできます。その場合は、焦げやすいので、弱火で炒めてください。
味噌の原料の大豆は、体内のコレステロール値を低下させる作用があり、動脈硬化を予防します。また、抗酸化作用によって、高血圧の予防、肩こりの改善、老化予防に効果的です。
味噌を製造する過程で使われる麹や酵母、乳酸菌は、体内の酸化還元を促し、消化の助けとなり、腸の働きを整えます。そして、造血作用につながり貧血の予防になります。さらに、胃潰瘍を予防する効果もあるそうです。
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沖縄は日本一の長寿県です。
長寿の秘訣は、沖縄料理のバランスの良さでしょう。
それ以外にも、沖縄料理は美容面でも効果的です。
沖縄料理を取り入れて、健康と美しさを手に入れたいですね。
沖縄の住民が肉を1日に摂取する量は、1人当たり平均約90~100gです。
これは、全国平均のおよそ1.3倍です。
中でも「豚肉」が多く食べられています。
沖縄の豚肉料理では、豚の全ての部位を使用します。
肉は、骨付きで使い、耳、しっぽ、足、血、内臓も料理に使います。
調理方にも特徴があります。
肉は、皮・骨付きでじっくり茹でます。
箸で簡単にちぎれる程度まで茹でると、皮・骨に含まれるコラーゲンは、ゼラチンに変わり体内に吸収しやすくなります。
コラーゲンは、皮膚・血管・骨を強化します。
豆腐も大切なたんぱく源です。
沖縄県の豆腐は水分が少なく硬めで、普通の豆腐より多い栄養素が含まれています。
沖縄住民の1人当たりの豆腐摂取量は1日約90g、こちらも全国平均のおよそ1.3倍です。
緑黄色野菜も、全国平均のおよそ1.3倍摂取しています。
中でも「にんじん」が一番多いです。
また、沖縄は温暖気候なので、1年中薬草・野草を利用できます。
昆布の購入量は、全国平均のおよそ1.5倍です。
通常、昆布はだしの材料として使いますが、沖縄では昆布を煮物などに使用し、そして捨てずに食べます。
昆布と豚肉を組み合わせると、昆布から出たダシで豚肉がさらにおいしくなります。
しかも豚肉の脂で昆布が柔らかくなり、旨みが増すので一石二鳥ですね。
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