~ 沖縄料理 レシピ ~ 伝統料理「ラフテー」
沖縄の伝統料理「ラフテー」をごぞんじですか?
ラフテーはお祝い事になくてはならない料理です。
九州にも、同じような豚の角煮がありますが、少し味に違いがあります。それは、ラフテーの場合、豚肉を煮込むときに、「泡盛」を使用するためでしょう。泡盛を加えることで、脂っぽさがなくなり、肉も柔らかくなって、冷めてもおいしく食べられます。泡盛がない場合は、日本酒を代用しても良いです。
作るのに少し手間はかかりますが、とってもおいしいので、ぜひ挑戦してみてください。それでは、「ラフテー」(5人前)のレシピを紹介します。
1、豚三枚肉1kg~1.5kgは、皮付きのものならば、皮に付いている毛を、きれいにカミソリなどで剃り落とします。
2、汚れをきれいにするために、肉を丸ごと湯洗いします。
3、きれいになったら、多めの水を入れた鍋に肉を入れ、50~60分くらい茹でて、茹で汁を捨てます。こうすることで、かなり脂肪分が抜けます。また、一気にお湯に入れると、肉が硬くなってしまうので、気を付けてください。
4、茹で上がった肉を、5~6cm角に切り分けます。
5、厚い鍋に、カツオだし3~4カップ、角切りにした肉、泡盛1~1.5カップを入れて、中火で煮込みます。日本酒で代用する場合は、1.5~2カップにしてください。
6、しばらく煮込んだら、砂糖1/2カップを加えて、さらに煮込みます。
7、しょうゆ50ccを加えて、強火で5分ほど煮込んだら、弱火にしてさらに1時間じっくりと煮込みます。途中で、しょうゆをさらに50cc加えます。
8、肉を箸でつまんで、ポロッと落ちるくらい柔らかくなったら、最後に強火で煮立て、つやを出します。このとき、焦がしてしまわないように気を付けてください。
器に盛り付けて、上に刻んだしょうが少々を添えたら完成です。
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沖縄は日本一の長寿県です。
長寿の秘訣は、沖縄料理のバランスの良さでしょう。
それ以外にも、沖縄料理は美容面でも効果的です。
沖縄料理を取り入れて、健康と美しさを手に入れたいですね。
沖縄の住民が肉を1日に摂取する量は、1人当たり平均約90~100gです。
これは、全国平均のおよそ1.3倍です。
中でも「豚肉」が多く食べられています。
沖縄の豚肉料理では、豚の全ての部位を使用します。
肉は、骨付きで使い、耳、しっぽ、足、血、内臓も料理に使います。
調理方にも特徴があります。
肉は、皮・骨付きでじっくり茹でます。
箸で簡単にちぎれる程度まで茹でると、皮・骨に含まれるコラーゲンは、ゼラチンに変わり体内に吸収しやすくなります。
コラーゲンは、皮膚・血管・骨を強化します。
豆腐も大切なたんぱく源です。
沖縄県の豆腐は水分が少なく硬めで、普通の豆腐より多い栄養素が含まれています。
沖縄住民の1人当たりの豆腐摂取量は1日約90g、こちらも全国平均のおよそ1.3倍です。
緑黄色野菜も、全国平均のおよそ1.3倍摂取しています。
中でも「にんじん」が一番多いです。
また、沖縄は温暖気候なので、1年中薬草・野草を利用できます。
昆布の購入量は、全国平均のおよそ1.5倍です。
通常、昆布はだしの材料として使いますが、沖縄では昆布を煮物などに使用し、そして捨てずに食べます。
昆布と豚肉を組み合わせると、昆布から出たダシで豚肉がさらにおいしくなります。
しかも豚肉の脂で昆布が柔らかくなり、旨みが増すので一石二鳥ですね。
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