~ リストラ対策 ~ 住宅ローン
サラリーマンの収入は景気に大きく左右されるものですが、ここ数ヶ月の大不況によってこのことが改めて強く感じられるようになりました。
景気がよかった頃に思い切ってマイホームを建て、30年ローンを組んで返済し始めたところだったのに、という「何もこのタイミングで不況の波が来なくても」と嘆く人もいると思います。
ボーナスの大部分をローン返済に充てていた人にとって、多くの会社でボーナスがカットされている現況は大きな不安材料となっていることでしょう。
突然のリストラとなるとなおさらです。
真面目に勤めていた会社にリストラされ、建てたばかりの家を泣く泣く手放す人もいるかと思います。
確かに失業後の家計をもっとも圧迫するのが住宅ローンの返済です。
だからと言って、毎月の返済を滞らせるのは大変危険です。
例えば公庫融資の場合、返済が遅れると督促通知が届き、支払い期日の翌日から即、年14.5%の延滞損害金を支払う義務が生じます。
さらに6ヶ月以上滞納すると、保障協会が肩代わりをして全額返済をすることになっています。
その後、保障協会から一括返済の請求がなされますが、月々の返済を滞納しているのですから残額を一括返済できない場合が多いでしょう。
それが支払えないとなると、差し押さえや競売などの措置がとられ、最終的にマイホームを手放すことになってしまいます。
そんなことにならないよう、他の生活費を抑えられるような対策をとりましょう。
失業して住宅ローンの返済が厳しくなるのは、再就職が決まるまでの一時期のことです。
その間に悲惨な結果を残さないよう、どうしてもそれまで通りの返済額で無理なら金融機関に返済期間の延長を相談するなどの対策をとっておきましょう。
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普通なら円満なリストラなどあり得ないと思うのが一般的でしょう。
強靭な精神力を持ち、なおかつ経済的にも余裕がある人ならリストラの屈辱を原動力にしてよりステップアップした人生を送れることも不可能ではないかもしれません。
しかし現実には多くの場合、リストラということになればまるで従業員と会社の泥試合のようになってしまいます。
しかも相手は会社という百戦錬磨のプロで手ごわい存在・・・。
リストラという不運に見舞われた際の対策を考えてみましょう。
相談する機関や、労働組合などのよき参謀を持つことは不可欠ですが、第三者機関に相談する前に、まずは会社の就業規則に目を通しておきましょう。
また労働基準法の基礎的な知識だけでも頭に入れておけば、会社から仕掛けられるあの手この手の退職を促す攻撃に対しても役立ちます。
ことを荒立てたくないと思いつつも話し合いが決裂してしまうと、最悪、裁判で決着をつけなければいけないケースも出てきますが、そんな場合に重要なのは形のある「証拠」です。
普段から気付いたこと、気になることはメモする習慣をつけておきましょう。
関連会社への出向・部署の配置転換などを命じられたら、理由を書面で表してもらいます。
タイムカードや日報はコピーをとり保管しておきます。
会社とのやり取りは、携帯用テープレコーダーで録音しておきましょう。
隠し撮りに向いたタイプのレコーダーがお勧めです。
会社に紳士的な対応を期待してはいけません。
人生をかけて会社に尽くしてきた従業員に対し、ひどい仕打ちをしたという話はたくさんあります。
まさか自分が・・・と思わずに、いざというときに備えておけば後悔せずに済みますよ。
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