~ リストラ対策 ~ 失業給付中のアルバイト
勤務先の経営不振の影響でリストラされてしまった場合、退職金や失業給付金で当面の生活を賄わなければいけません。
リストラの精神的ショックを癒したいのでしばらくは休養したい・・・、もしくは逆にすぐにでも次の仕事を探したい・・・・など人によっていろいろでしょうが、失業給付金は求職していないともらえません。
また失業給付金を受け取っている間はアルバイトや内職をしてはいけないと思っている人も多いようですが、そんなことはないのです。
次の仕事を探しながらも、当面の生活や抱えているローン対策に少しでも収入を得たいのは多くの人が思うところでしょう。
ただし、アルバイトなどをしたことはきちんと申告しなくてはいけません。
申告は失業給付の認定日に提出する書類でアルバイトした日を明示する事後申告で大丈夫です。
アルバイトなど働いた日については基本手当てが減額されたり支給されなかったりしますが、その日数分の給付金は後回しで受け取ることができます。
アルバイトで月に14日以上、あるいは週に20時間以上働くと失業状態ではないとみなされ、失業給付の支給が打ち切られるケースがありますので、いくらローン返済対策でも働きすぎは返って損です。
実質的にはスポット的にしか働けない、ということです。
もしアルバイトを内緒にして失業給付を受けていると、不正給付となり厳しい処罰を受けることになります。
不正受給の発覚は多くが電話や投書による通報だそうです。
少しぐらいバイトしたってバレないだろう、と思うかもしれませんが、バレた時のリスクをよく考え、不正のないようにしましょう。
不正受給していた額の2倍を返還しなくてはいけませんよ。
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普通なら円満なリストラなどあり得ないと思うのが一般的でしょう。
強靭な精神力を持ち、なおかつ経済的にも余裕がある人ならリストラの屈辱を原動力にしてよりステップアップした人生を送れることも不可能ではないかもしれません。
しかし現実には多くの場合、リストラということになればまるで従業員と会社の泥試合のようになってしまいます。
しかも相手は会社という百戦錬磨のプロで手ごわい存在・・・。
リストラという不運に見舞われた際の対策を考えてみましょう。
相談する機関や、労働組合などのよき参謀を持つことは不可欠ですが、第三者機関に相談する前に、まずは会社の就業規則に目を通しておきましょう。
また労働基準法の基礎的な知識だけでも頭に入れておけば、会社から仕掛けられるあの手この手の退職を促す攻撃に対しても役立ちます。
ことを荒立てたくないと思いつつも話し合いが決裂してしまうと、最悪、裁判で決着をつけなければいけないケースも出てきますが、そんな場合に重要なのは形のある「証拠」です。
普段から気付いたこと、気になることはメモする習慣をつけておきましょう。
関連会社への出向・部署の配置転換などを命じられたら、理由を書面で表してもらいます。
タイムカードや日報はコピーをとり保管しておきます。
会社とのやり取りは、携帯用テープレコーダーで録音しておきましょう。
隠し撮りに向いたタイプのレコーダーがお勧めです。
会社に紳士的な対応を期待してはいけません。
人生をかけて会社に尽くしてきた従業員に対し、ひどい仕打ちをしたという話はたくさんあります。
まさか自分が・・・と思わずに、いざというときに備えておけば後悔せずに済みますよ。
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